ACCIDENT
事故によってダメージを受けた車輌は、損害範囲の把握が最も重要になります。モノコックボディーは衝撃瞬間入力時を最大の応力としてとらえ、その後スプリングバック現象で前記入力時より少し緩和した面影を残します。そのため、発生している損害範囲の判断は、容易ではなく、時間と労力を必要とします。

 
DECOMPOSITION
ダメージの方向と損害の最終地点を決定するために、必要範囲の分解を行います。フロントセクションの場合であれば、バンパーをはじめヘットライト、ラジエター、コンデンサー等の冷却装置や吸気系部品及び電装部品が該当します。シャシーのサイドフレーム等が一次損傷に該当する場合は、室内のカーペットを取り外しダッシュフロアーの突き上げも目視により確認します。
リヤセクションの場合はリヤシートを取り外しキャビンの変形等を目視により確認します。
 
RESTORATION
分解を終えて損傷範囲を目視決定した後に、必要に応じて、エンジン本体や駆動系を取り外しシャシーアライメントを実行します。
シャシーアライメントを的確にアジャストした後、ボディーアラメントを実行していきます。二つのボディーの測定及び修正を終えたモノコックボディーは、必要に応じて 骨格パネルの取替を実行します。取替判断基準としては、剛性面や機能美を最優先します。作業性やコストも勿論重要ですが、優先順位としては前記の順です。
 
CHASSIS&BODY PAINT
完全にアジャストされたモノコックボディーは塗装工程に移り、シッケンズの塗装システムにより処理されます。
完全にシールされた塗膜を持ち、優れた耐久性と、美観を作り出します。
 
ASSEMBLY
塗装工程後、防錆処理を完全に終え、予め点検した車輌部品と取替必要部品を同時に組み立てます。分解を担当したスタッフが作業に携わる等の作業や部品の管理体制にも一貫性やこだわりは必要です。
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