MONOCOQUE BODY
モノコックボディーはシャシーとボディーを融合させた独特な構造を持ちます。シャシーとは荷重を受け持つ骨格となるフレームにサスペンションを組み合わせた物で、ボディーとはシャシー以外の車体を構成する部分を意味します。それらは一体となり車体としての役割を果たしています。その様な構造から車体修正には新車組立ラインの原理を用いた計測機能を持つジグ式修正システムを使用するのが一般的であると考えられています。
 
CHASSIS ALIGNMENT
シャシーアライメントとは、モノコックボディーのサスペンションシステムボディー側一次取付部の特定ポイントを3次元計測及び修正することを意味します。 ショックアブソーバー取付部に始まり、前後サイドフレームのクロスメンバー&サブフレーム取付部、各アッパー&ロアーアーム取付部等が主なポイントです。 シャシージオメトリーを管理下におく事で、自動車メーカーのシャシー製作時と同等の性能を再現することが可能になります。
 
BODY ALIGNMENT
ボディーアライメントとは、シャシージオメトリーが公差内であることを絶対条件にシャシーアライメントで使用した基準ポイントからボディーを3次元計測及び修正することを意味します。モノコックボディ全体の剛性に大きく影響するボディー部位はダメージ又は経年変化による応力を一旦開放し、バランスよくアジャストする事が必要不可欠です。仮にベンチが5ミリ対角線状にねじれてセットしてあったとするとコーナーウエイトに影響が発生しますので、システム全体のねじれには敏感に作業しなけれはいけません。
 
RIGIDITY SCAN
モノコックボディは鋼板の組み合わせで構成される為、全体がバネ要素の集合体と考えられています。 しなりやたわみは自動車が走行中発生する現象でそれらが車体の剛性感としてドライバーに伝達されます。そこで弊社はモノコックボディの事故修理後における車体剛性試験およびアジャストすることで本来の走行性能をよりリアルに再現することに成功しています。
 
RUST PROTECTION
ルストプロテクション(防錆処理)は、ダメージ又は経年変化によって剥離した電着塗膜に代わり、モノコックボディーのフレーム内部やボディー細部を防錆処理することを言います。材料自体がコンマ数ミリの隙間に浸透するので、スポット溶接のナゲット周辺を囲い込み、錆によるモノコックボディーの経年変化や剛性低下等のトラブルを未然に防止、軽減いたします。


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