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リヤのサスペンションマウンティングポイントの拡大画像です。
ランエボは他の車両に比べて変則的なポイントが2箇所あります。
勿論狂い易い訳で修正しにくい部位でもあります。
一箇所は画像の真ん中のポイントです。
通常リヤサブフレーム内に組み込まれるか、もしくはリヤサイドフレーム直下に
ボルトオンでレイアウトしたほうが、合理的且つリペアラビリティー(車両の修復性のこと)
に富んだ設計となることは間違いないのだが、
何故か、モノコックボディーの一部で設計されています。
なんとも不思議な部分でもあります。
もう一点は画像の右側のポイントです。
ここも前記ポイントと同様にサブフレームには少し位置的に組めこめませんが、
サイドシル及びリヤサイドメンバージャンクションポイントなので、ボルトオンが望ましいのだが、
何故か、モノコックボディーの一部で設計されています。
応力直撃部分がシャシーダイレクトマウントな車両は、より繊細に作業する必要があります。

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真ん中のポイントです。
角度がついています。
計測はボルトの角度及びボルト固定時の中心位置で計算します。

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右側のポイントの拡大です。
こちらも平面上に角度がつけてあります。

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ジグのスペースの問題で数回に分けてポイントの測定&修正を行います。

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ダンパーハウジングも良く突き上げている部位です。

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こんなところまで、衝撃が及んでいます。
タイヤハウスインナーとフロアーとリヤサイドメンバーLHの集合部分です。
他のモノコックボディーと比較して少し柔軟な剛性と思われます。

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フロントはエンジンの自重を省く為にエンジン自体を吊っての作業になります。

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測定ポイントです。
フロントは他の車両と比較して大差ありません。